1 段目:しゃべらせたい
産声をあげる瞬間ですわ。準備で組み上げたあの子に、最初のひとことを授けましょう。
お嬢様、辞書はまだ 1 枚もございませんが。
ですから、これから 1 枚目を書きますのよ。たった 2 行で、あの子はしゃべりますわ。
叶えたいこと
この章で叶えるのは「起動したら、ひとことしゃべる」ですわ。辞書を 1 枚足すだけですのよ。
- この章で足すファイル:
ghost/master/dic/01-boot.pasta - 叶うこと: ゴーストを起動すると、女の子がひとことしゃべる
新しく覚える表現
ゴーストを起動すると、ベースウェアは「起動しましたわよ」と pasta に知らせてきますの。この知らせを イベント と呼び、起動の知らせの名前は OnBoot ですわ。
- イベント — ベースウェアが pasta に送る知らせ。起動の知らせの名前は
OnBootである
| イベント | いつ来るか(UKADOC より) |
|---|---|
OnBoot | 「起動した際に発生。」 |
行の頭に * を置いて名前を書くと、そこから「シーン」が始まりますの。名前を OnBoot にしておけば、起動のたびに pasta がこのシーンを呼びますわ。
*OnBoot
女の子:やっほー、今日もよろしくね。
*OnBoot— シーンの始まり。*の後ろがシーンの名前であるOnBoot— 起動のイベントと同じ名前である。ゴーストが起動すると、pasta はOnBootという名前のシーンを呼ぶ女の子:やっほー、…— アクション行。行の頭を字下げし、アクター名:台詞の形で書く女の子—pasta.tomlの[actor."女の子"]で決めたアクターの名前である
辞書ファイルを足す
ghost/master/dic/01-boot.pasta を作り、次の内容を UTF-8 で保存する。
# 1 段目:しゃべらせたい
# ゴーストが起動すると、pasta は *OnBoot という名前のシーンを呼ぶ。
# シーンの中に「アクター名:台詞」の行を書くと、そのアクターがしゃべる。
*OnBoot
女の子:やっほー、今日もよろしくね。
#で始まる行はコメントで、処理されない- このファイルは、この先の段でも書き換えない。次の段からは、新しいファイルを
dic/に足すだけで進む
起動して確かめる
いよいよ、あなたのゴーストの初めての起動ですわ。準備の章で ghost/ の下に置いたあの子を、SSP に呼び出しますのよ。
- SSP を終了し、もう一度起動する。
- SSP のメニューから、自分のゴーストに切り替える。
- 成功の目印: 立ち絵が出て、女の子の吹き出しに「やっほー、今日もよろしくね。」と出る
- 立ち絵は、ゴーストが最初の台詞を話すときに出る
- 次からは、SSP を起動すると自分のゴーストが出る。出ていなければ、メニューから切り替える

うまく起動しないときは
思ったとおりに出てきてくれないときは、慌てずに次を確かめなさいまし。
- 何も表示されない(立ち絵も吹き出しも出ないとき) —
ghost/master/にpasta.dllが置かれているか、ghost/master/descript.txtにshiori,pasta.dllの行があるか、shell/master/を hello-pasta からフォルダごと写しているかを確かめる pasta.dllが読み込めているかを知りたい —pasta.dllが読み込まれると、自分のゴーストのフォルダの中にghost/master/profile/pasta/logs/pasta.logができる。このファイルができていなければ、pasta.dllは読み込めていない(ログの場所は、[logging]のfile_pathの既定値である)- メニューを開く場所が見当たらない — 立ち絵が出ていない間も、SSP は動いていて、タスクバーに SSP のアイコンがある。SSP ヘルプの 右クリックメニュー によれば、SSP のメニューは、このアイコンを右クリックしても開く
- 文字化けする・辞書が読めない — ファイルが UTF-8 で保存されているかを確かめる。
install.txtとdescript.txtの先頭にcharset,UTF-8があるかも確かめる - 辞書が反映されない(この段から先で、辞書を足したのにしゃべらないとき) —
ghost/master/dic/の中に.pastaファイルがあるかを確かめる。pasta.tomlに[loader]を書いていなければ、dic/の下の.pastaファイルはすべて読み込まれる(pasta_patterns の既定値["dic/**/*.pasta"])
もっと詳しく
おほほほ! しゃべりましたわね! 次は、相方にも口をきかせますわよ。
一人で話し続けるのは、お嬢様だけで十分でございますから。