2 段目:二人で掛け合いさせたい
掛け合いの幕開けですわ。あの子ひとりにしゃべらせておくのは、少々もったいないと思いませんこと?
男の子のほうは、1 段目から黙って立ったままでございます。
ですから今日は、あの子にも出番を差し上げますの。二人そろえば、おしゃべりは勝手に弾みますわよ。
叶えたいこと
この章で叶えるのは「暇なときに、二人でおしゃべりする」ですわ。足す辞書は、今回も 1 枚だけですのよ。
- この章で足すファイル:
ghost/master/dic/02-talk.pasta - この章で書き足すファイル:
ghost/master/pasta.toml([ghost]のセクション) - 叶うこと: 起動してしばらく待つと、女の子と男の子が順にしゃべる
新しく覚える表現
暇なときに呼ばれるシーン
1 段目の *OnBoot は、起動のときに呼ばれるシーンでしたわね。今度の名前は *会話 ですの。これは、暇なときに pasta が呼ぶシーンの名前ですわ。
*会話
女の子:ねえねえ、ひまだね。
男の子:ひまだからって、ぼくをつつかないでよ。
*会話— 暇なときに pasta が呼ぶシーンの名前である- pasta は、ゴーストが起動している間、時間をおいて何度も
会話という名前のシーンを呼ぶ - こうしてゴーストが自分から話すことを、ランダムトークと呼ぶ
- 呼ぶ間隔は
pasta.tomlで決める(この節の「おしゃべりの間隔を短くする」)
二人の台詞を並べる
シーンの中にアクション行を 2 つ並べれば、上の行から順に二人がしゃべりますの。男の子 も、準備の章の pasta.toml で決めたアクターの名前ですわ。
- アクション行を並べると、上の行から順にしゃべる。この辞書では、女の子、男の子の順である
男の子—pasta.tomlの[actor."男の子"]で決めたアクターの名前である- 女の子の台詞は女の子の吹き出しに、男の子の台詞は男の子の吹き出しに出る
お嬢様、名前の長さがちがうアクターを並べると、: の位置がそろわず読みにくいのでは。
そのときは、短い名前と : の間に全角空白を足してそろえればよろしいの。: の前後の空白は無視されますから、動きは変わりませんわ。
:の前後の空白は無視される- 名前の長さがちがうときは、短い名前と
:の間に全角空白を足して:の位置をそろえると読みやすい - この辞書の
女の子と男の子は同じ長さなので、空白を足さなくても:の位置がそろっている
おしゃべりの間隔を短くする
ただ、ひとつ心配がありますの。何も設定しないままだと、次のおしゃべりまで 3 分から 5 分も待たされますのよ。
確かめるたびに 5 分でございますか。お茶が冷めてしまいます。
ですから、pasta.toml に間隔を書き足して、短くしておきますわ。
ghost/master/pasta.toml を開き、末尾に次の内容を書き足して UTF-8 で保存する。
[ghost]
talk_interval_min = 45
talk_interval_max = 75
[ghost]— ゴーストの動作を決めるセクションであるtalk_interval_min— ランダムトークの最小間隔(秒)。書かないときの既定値は180であるtalk_interval_max— ランダムトークの最大間隔(秒)。書かないときの既定値は300である- 次に話すまでの秒数は、この 2 つの値の間から毎回ランダムに決まる
- 既定値のままだと、次のおしゃべりまで 180〜300 秒(3〜5 分)待つ
- 上の値にすると、45〜75 秒に 1 回話す。配布版の hello-pasta と同じ値である
- 書き足したあとの
pasta.tomlには、[actor."女の子"]・[actor."男の子"]・[ghost]の 3 つのセクションが並ぶ - 準備の章で書いた
[actor]の行は変えない
辞書ファイルを足す
ghost/master/dic/02-talk.pasta を作り、次の内容を UTF-8 で保存する。
# 2 段目:二人で掛け合いさせたい
# *会話 は、暇なときに pasta が呼ぶシーンの名前。
# アクション行を並べると、上の行から順に 2 人がしゃべる。
# 「:」の前後の空白は無視される。名前の長さがちがうときは、短い名前と「:」の間に全角空白を足して「:」の位置をそろえると読みやすい。
*会話
女の子:ねえねえ、ひまだね。
男の子:ひまだからって、ぼくをつつかないでよ。
- 1 段目の
01-boot.pastaは書き換えない。新しいファイルをdic/に足すだけで、この段になる - 足したあとの
dic/には、01-boot.pastaと02-talk.pastaの 2 つが並ぶ - このファイルも、この先の段で書き換えない
起動して確かめる
支度は整いましたわ。起動し直したら、少しだけお待ちなさいまし。あの子たちのほうから話し始めますわよ。
- SSP を終了し、もう一度起動する。
- 自分のゴーストが出ていなければ、メニューから切り替える。
- 起動してから 45〜75 秒ほど、そのまま待つ。
- 成功の目印: 女の子の吹き出しに「ねえねえ、ひまだね。」と出て、続いて男の子の吹き出しに「ひまだからって、ぼくをつつかないでよ。」と出る

- そのまま待つと、45〜75 秒ごとに同じ掛け合いを繰り返す
pasta.tomlに[ghost]を書き足していないときは、待つ時間が 180〜300 秒になる
もっと詳しく
- シーン名の別名(
*会話が暇なときに呼ばれる仕組み) - アクション行の基本構文(
:の前後の空白) pasta.tomlの[ghost](talk_interval_min・talk_interval_max)
言葉を返してくれる相手がいるというのは、よいものですわね。
お嬢様のお話にも、私が毎日お返事しておりますが。
フンッ、あなたのは返事ではなく茶々と申しますのよ。次は、あの子たちに表情をつけて差し上げますわ。